国道からパンチャカール村へ入ると急こう配の凸凹道に入った。
段々畑を整備してコンクリートの階段を配した地形にラブ・グリーン・ネパールの施設と野菜、果実などを栽培している畑とハウスがあった。
カトマンズとは植生の違う世界が広がっている明らかに熱帯である。カトマンズの標高は約1400mデュリケル1540mパンチャカール村は900m位だったかな。カトマンズよりかなり低い盆地ですね。当然ですが少し暑いです。 
        
      
 パパイアが成っていました。右は私が見たかったニームの木です。我が店にもありますが名古屋で寒さに耐えて成長しています。 
      
 アミーラさん苗木を栽培しているスタッフと私が借りている車の運転手サードラム君 右はコーヒーの木です。実が成っていました。
日本のUCCがこの地域でできたコーヒーを使って販売していましたが今はどうなったのかな?
アミーラさんの育てた苗がもととなっているそうです。 
      
 野菜、銀杏などいろんな植物を栽培して苗木を植林したり農家に配布しています。根気のいるプロジェクトをです。 
        
 これも私が見たかったサンダルウッドの苗木です。この木からとれるアロマオイルをパタンの店で買いました。
我が店でアロマディヴェーザに入れて使っています。右はアマラの木です。この実からもオイルが取れます。食用されています。
これらの植物はカトマンズでは栽培できませんパンチカール村は熱帯なんですね。 
      
 ランズ、アンズ、サードラムも興味しんしんです。彼らにとってもよい刺激となりました。右はLNGのセンターです。 
      
 階段をとりてゆくと広場となりセンターの他に二つのかわいい建物が建っていました。
このセンターではLGNプロジェクトをパネルで紹介しています。この村出身の女の子が照れながら説明をしてくれました。
ガブレ郡パンチャカール村を中心に付近に村には26の学校と女性会館などが立っています。LNGの支援です。
日本政府、日本のNGOの支援を受けています。
植林は日本のNGO(ラブ・グリーン・ジャパン)イオングループなど企業の支援も受けているようです。
今までに約100万本の植林をしているようです。
苗木、野菜、果物の苗の育成、村内の農家でバイオガスを促進、就学児童の支援、コンピュータ教室。
この後訪問するパタンのLGNオフィイスでは蘭の苗を育成してインドへ販売しているそうです。

      
 ここ建物ではこの村の子供たちがコンピュータを勉強していました。真ん中にいる女の子が先生です。
私たちが突然訪問して勉強の邪魔をしましたね 
      
      
 LNGの施設からバイオガスを使っている農家へ見学に行く途中農家の子供が珍客に興味があるのか照れながら寄ってきました。
私がネパール語で話しかけると照れていました。しかし、言葉は通じているようで最後にはうなづいてくれましたね。 
      
 このような建物がネパールの山村農家でしょうか。大きな農耕機械はありません。牛と人力ですね。 
      
      
 私が50年以上前に見た愛知県の田舎の風景よりさらに昔の風景で懐かしいというよりタイムスリップで明治、大正時代の農村を見ているように思えます。右の写真の井戸のようなものがバイオガスを作り出す施設です。
トイレと言うか、たぶん牛の排泄物も混ざっている小屋の裏側についています。排泄物をこの井戸に導きプロペラの上でグルグルと混ぜます。そして底にある線を抜くと排泄物は左の畑のほうに流れます。家屋に近い地中ににはメタンガスを溜めるタンクがあります。
手前に見える配管はメタンガスをタンクに送り込む配管です。タンクから家の中に引き込んが配管に下のガスコンロへとつながっています。 
 この井戸で排泄物をかき混ぜてガスを発生させる。  火力は想像以上に強い。ビックリ。初めて見ました。
       
   
 台所です。この家の娘さんは働き者です。 
       
日本では見られないような狭い階段状の段々畑がいっぱいです。山羊は犬のように人間慣れしています。 
       
       
       
パンチカール村からの帰りに素晴らしい展望のホテルのビューレストランで食事をしました。天気が良ければヒマラヤが見えますね。残念! 
       
パタンの市街地から少し離れたところにあるLove Green Nepalのオフィイスにおじゃましました。
玄関にはアミーラさんが好きな蘭が置かれていました。  
   
       
一階はバイオテクノロジーで蘭の培養をしていました。この会社は空港の仕事をやめられたご主人が社長です。 
       
培養された蘭は三階のLNGのオフィイスにある培養室でさらに育てられていました。蛍光灯を使って光合成を促進しています
カトマンズの電気事情が悪くて冬は12時間停電なので厳しい状況です。 
       
ある程度抵抗力がついた蘭は迎えの敷地にあるハウスで育てています。成長するとさらに大きなポットに植え替えて出荷する大きさまで
育てています。 
       
 
このポットに入れる培養土となるパインの粉砕は手作業で行われていました。これは大変です。
日本ならこの手の培養土は中国製でとても安く手に入りますがカトマンズでは手に入りません。
現在、スタッフが粉砕機を自作中とのことです。使いやすい粉砕機が完成するといいですね。 
★昨年に関西空港、バンコク空港でのアミーラさんとの出会いがご縁でお約束通り再会してご案内をお願いしました。。
アミーラさんの手がけるプロジェクトを見学させていただき感動しました。
畑を作るため伐採、燃料として木を伐りすぎて水不足に陥っている山村を豊かにするための一連のプロジェクトは素晴らしいものです。
100万本の植樹、これ以上木を伐らないようにバイオガス装置の設置、農家で栽培す果実、野菜の苗づくりと言う一連のプロジェクトはすべてが関連しているものですね。大きな木がたくさん育ち水不足が少し解消したそうですが、ネパールでは近年土地バブルが起こり大きくなった木が植わっている山の地主さんが不動産業者に売却しているところがちらほら出てきているそうです。不動産業者は木も利益になるので目を付けているようです。せっかく育った木が切られている山を見てアミーラさんは悲しそうでした。
女性の社会的地位の向上のためにも行われている教育プロジェクトで育ってくる子供たちがこのプロジェクトを受け継いで将来は素晴らしい結果が出てくるのではないでしょうか。
今回はその一部を案内していただきました。私はまたネパールに来れたらもう一度この地域のプロジェクトを拝見したいと思いました。
アミーラさんとスタッフの皆様に感謝しています。ありがとうございました。 
       
       
 15日の夜はランズの姉妹が全員集合してくれました
次女のマンズは踊りの教師で生徒の発表会のため忙しいそうです。
全員店の手伝いを交代でしながら自分の仕事を頑張っています。
四女だけは学校へ行きながら店の手伝いをしています。
この店は最近できたばかりのレストランです。
カトマンズには日本と同じようなスーパーとファミレスができてきました。
 
  私の宿泊しているゲストハウスです。